「あたしを倒したいんだったら

喧嘩してもいい。

だけど・・・

本当の事を仲間に伝えないまま

お前は傷ついていくことに

なっちまうんだぞ??」

「わかってる…」

「伝えるのに

時間なんて関係ねぇ。

相手だってどんな奴でもいい。

伝える事が1番だ。

それはお前が1番わかってんだろ??」

「榛原っ…」

あたしだって…。

林道みたいに

悩んだことがあったから。

仲間と上手くいかなくて

総長やめたいって思ったことが

何回だってあったから。

「あたしはお前を支えてやるよ??

仲間にはなれねぇけどさ??

だけどお互い総長だから…

わかりあえることだってあるだろ??」

敵同士だからって

いつだって緊迫状態で

居る必要はないんだ。