いつになったってあたしは
姉貴以上になれることなんて
絶対ないけど。
それでも目標は
姉貴以上に愛される
この組の総長になって
仲間を守る。
これがあたしが
総長になるために
姉貴とかわした約束だった。
「今はあたしにとって
姉貴との約束を守るべきところだから。
ユウと櫂兎に何言われたって
この場から引くつもりはない」
ずっとずっと
ユウと櫂兎に
支えられて
守られて…。
あたしがしてこれたことなんて
何もなかった。
だから
こう言う時ぐらいあたしに
あんたらを守らせてよ。
あたしにとって
姉貴もユウも櫂兎も、
もちろん仲間も。
大事な宝物であって
あたしの命を変えられるものだから。
「行ってくるな??」