「あたし2人に言ったよな??」
「は??」
「総長になるための…決意」
あたしが総長になる前は
あたしの姉貴が…
総長だった。
だけどあたしのせいで
姉貴は命を亡くしたんだ。
その時あたしに姉貴は
『次はこの組を…
あんたが守る番だから』
この一言を言って
もう目を覚ますことはなかったんだ。
「あたしの姉貴だって
あたしを守るためだけに
命を亡くしたんだ。
だからあたしだって。
姉貴の分この組を守らなきゃいけねぇ。
そういう義務があるんだ」
「璃麻…」
「姉貴と約束したんだよ。
あたしは姉貴とこの組と
ユウと櫂兎を守るために
もっともっと強くなって……。
姉貴の上を目指すってな」