「璃麻に触んじゃねぇ‼‼」

「汚い手で…。

璃麻を汚さないでくれる??」

そう言って入ってきたのは。

後ろに仲間を引き連れて

先頭で立ちずさむ

2匹の狼。


「なんだ??」

「ユウ…櫂兎…」

頼りたい…。

でもそんなん…

あたしの姉貴みたいになったら…。

あたし嫌だから。

「来るな‼‼」

「はっ…??」

「これはあたしだけの闘い‼‼

手出しさせねぇから‼‼」

そう言ってまた

達弥に視線を戻す。

「姉貴の事は一生ゆるさねぇ。

でもあいつらを傷つけたらマジで…。

ぶっ殺すからな」