「何？俺と塾が同じでショックなわけ？あきらかに『ショックです』って顔してるけど」




「別に、桜木と同じだったのはショックじゃないけど・・」



うん、ショックなわけないよ！！むしろラッキーって感じ♪


「・・けど、何？」


「ううん！！何でもない。」


さすがに、『同じ塾に通ってることを知らなくてショックをうけてる』なんて・・言えないですよ///


「・・ふーん。何でもねーならいいけど。そういえばさ・・」



『何？』って言おうとしたその時、




「あの！！桜木くん、いますか？」




私たちの教室に、女の子が来た。



隣のクラスの子だ・・。えっと・・確か『小林　美紀』って名前だったような・・？あの子、『可愛い』って評判でいつも告白されてるって聞いたことある。



「俺？ここにいるけど・・何か？」



「あっ、桜木くん！！私・・桜木くんの事、ずっと好きでした！！もし、私なんかで良ければ・・付き合ってくれませんか・・？」



えぇっーーーーーーーー！！！
告白ぅ～～？！


ダ、ダメッ！！絶対OKしないでー！！


桜木が何て返事を返すのか怖くて、思わず目を閉じた。


そして、数秒後。



「あー・・ゴメン。俺、好きなヤツいるから」



「っ・・。そう・・ですか。あの、その好きな人が誰なのか教えてくれませんか・・？教えてくれたら・・桜木くんの事、諦めます」



「はっ？！」


「ごめんなさい！！無理なことを言ってるのはわかってるんです。お願いします！！」