放課後、私は担任の先生に日誌を渡しに職員室に向かった。

 「失礼します」

 そう言って、担任の先生のところへ。

 「先生、書き終わりました」

 「ごくろうさん」

 日誌を、先生に渡して職員室を出る。

 私は、下駄箱に向かう。

 下駄箱の、靴を取ると同時に後ろからトントンと叩かれた。

 「おい」

 「何?」

 私は、振り返りながら答えた。