「香賀音・・・鈴。」

 「鈴ね。俺は、山霜 龍。」

 そう言って、彼・・・龍はニヤッと笑った。

 私は、なぜかその笑みにふしぎな感覚におちいった。

 その時、龍がベッドに私を引きづり込んだ。

 「きゃっ。」

 私は、小さな悲鳴を上げベッドへ倒れた。

 「痛ったぁ。」

 私は、ベッドで打った頭を押さえていた。

 その時に、私の手がどけられた。

 「へ?」