そして麻奈は「でも、引っ越すのは高校生になってからだから!!ね?」

私にはそんなの関係ないのです!!

ずっとず~~っと麻奈といたかったのに・・・

「何で引っ越すの?」と泣きながら聞くと、

「お父さんがなんと、宝くじを当てましてー^^;
 お金持ちが行く高校に通わしてやるとかなんとか・・・」

「反対すればいいじゃ~~ん!!」と私がいったとたん

「だめ!!だってお金持ちといったらイケメンな男の子・・・
 そして私は玉の輿~~~♪」

そっか、私たちの友情はこんなものだったんだね。

ホロリと涙がほっぺをつたった瞬間

ガタッ!と勢いよく私の前の席に座り

「瑠美はさぁ~、
 あたしの事親友だと思ってる?」といきなりの質問。

「そりゃもちろんそうだよ・・・」

まさか、「私は親友と思ってなかったよ☆ 
     ごめんね、瑠美♪」

みたいな事言われちゃうの~~?っと

どきどきしていると、パラッと一枚の紙を出した麻奈。

なんだろ~?とその紙をのぞくと・・・