「じゃあ、一緒に帰ろ♪」
私は爽馬に笑顔を向けた。
一瞬困った顔をした爽馬だけど小さく頷いた。
おいおい、可愛いなこのやろう。
「たっだいまーっと」
マンションのか鍵を開け中に入る。
「狭いけど、どうぞ。」
「…おじゃまします。」
「とりあえず、シャワー浴びてきな。風邪引くから!」
まだ躊躇している爽馬を無理やり脱衣所へと押し込む。
1時間後、私もシャワーを浴び終え、爽馬にホットミルクを入れてあげた。
いただきます、と小さな声で飲み始めた。
「自己紹介がまだだったよね。私は高校3年の18歳、瀬戸伊吹。よろしくね!爽馬はいくつ?」
「小5…11歳。」