パフッ。

家に着いてベッドに顔を埋める。

こんな顔、妹には見せられない。

きっと、心配するから…

ふと時計を見ると
pm11:58
いい事どころか最悪な誕生日になったけど

ハッピーバースデー私。


そして携帯の電源を切った。

何にも考えたくなかったし何よりこんな状況になっても、伸二からの連絡を待っていた自分がイヤだったから…。

それからお風呂に入った。

ボーと入っていたから、かなりの時間が経っていた。

「お姉ちゃん」

お風呂から上がると古都に呼ばれた。

古都と言うのは私の妹だ。

「な〜に?」
そう言いながら振り向いて絶句した。

伸二…


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