｢今日は久しぶりに長い時間いっぱい一緒にいれるね！｣

｢そうだね。
…真奈、今日はいつも以上に可愛いね〜｣

｢そう？でも、おだてても何にもでないよ？｣

｢な〜んだ。だけど、そんなんじゃないよ〜。本当に思ったから言っただけだよ？｣

嬉しかった…。

実を言うと、いつもより少し気合いを入れて用意したから…。

これまでの日々が
チャラになりそうな位、いい日になりそうだなぁ…。

と心の中ではにかんだ。

ご飯も済ませ
伸二の家に向かった。

久しぶりに行った伸二の家は相変わらず青色一色であの時と同じだった。

ただ一つ違ったのは

ピアスという名のキラリと光るモノがあった事――

違ったモノが一つではなかったと知るのは、もっと後の事…

それは私が勇気を出した時に、顔を覗かせる。


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