それから、浅田君とは普通に会話するようになった。

あと、この子も。

「おはよーーん!!」

「おはよう」

「ウフフ。あのね、良い物見せてあげる」

「なに??」


そう言って、杏はカバンをあさりだした。


「ジャーーーン」

「あっ!!」


私がカバンに付けてた花のキーホルダーと同じもの。

「どうしたの??」

「実は、雑貨屋さんに行ったらたまたま見つけちゃったんだ!」


そのまま杏はその花のキーホルダーを私の付いている所と同じ所に付けた。