先生は朝の私よりムスッとした顔で言った。 「・・・ひどい」 「その日は俺が一日遊んであげる」 「・・・」 「なんでもしてあげるよ」 「・・ほんとに?」 「うん」 「じゃあ、キスして! 有希夜が一番好きって言って! いつまでも焦らさないでよ!」 「お、え、ゆ、有希夜っ」 「お父さんみたいなこと言わないで!」 怒るって怖いよね。 なんでも言えちゃう。 「私は先生が好きなのよ!!!」 「おい!有希!!」