それでも俺は立ち上がり、ふらつく足で玄関のドアを開けた。パンツ一丁の情けない姿で。と言っても、パンツだけは履いてる事が、この状況では逆に不思議な気もするのだが。
外を見渡したが、遥の姿はもうなかった。
まずい事になった……
後で知ったが、結衣は俺に嘘をついて強いコニャック入りのチョコを食わせ、酔い潰れた俺の寝込みを襲っただけでなく、遥を呼び寄せ、おそらく玄関のドアはわざと解錠しておいたのだろう。
その証拠はメールに残っていた。
『これからそっちに行ってもいい?』
という遥からのメールに対し、
『いいですよ。早く来てください』
という俺からの返信があった。もちろん俺はそんなメールを打っていない。そもそも遥に敬語なんか使うわけないし。
外を見渡したが、遥の姿はもうなかった。
まずい事になった……
後で知ったが、結衣は俺に嘘をついて強いコニャック入りのチョコを食わせ、酔い潰れた俺の寝込みを襲っただけでなく、遥を呼び寄せ、おそらく玄関のドアはわざと解錠しておいたのだろう。
その証拠はメールに残っていた。
『これからそっちに行ってもいい?』
という遥からのメールに対し、
『いいですよ。早く来てください』
という俺からの返信があった。もちろん俺はそんなメールを打っていない。そもそも遥に敬語なんか使うわけないし。