『顔を上げると…彼女の振っていた手は、
いつのまにか…手招きにかわっていた。。。
そのとき気付いたんだ…。ゾッとした。
彼女…湖のうえに立って居た。。。
浮かんでるように、空中に静止して…
笑顔で僕に手招きしてるんだ。
ふつうじゃない…彼女はぜったい…この世のモノじゃない…‼』
…バシャバシャアン‼…
『 僕はあわてて逃げ出そうとした…でも、身体が動かなかった。必死に足掻いても…泥が足に絡み付いたみたいに動かない。なんとかみずたまりから出ようとして、振り返ると…岸はずいぶん向こうのほうで、水は腰までたっしていた。』
…バシャアン‼...
和樹「おかしいって‼なんなんだよ、いったい‼‼」
『その時…』