「どうして、戦争なんかするのかしら……アニーのような可愛い子どもたちを愛しいと思わないなんて……」

 ママは、ぎゅっとアニーを抱きしめてから、パパのベッドのそばにアニーを連れていきました。

「ほうら、みてごらんなさい……」
 ママが、パパの枕もとに手をさしのべると、たくさんの小さなプレゼントの小箱が、リボンをほどかずにいくつもいくつも現れるのでした。

「うわあ……きれい!だれが、パパにこんなにたくさんプレゼントを?ママが?」

 ママは悲しそうに、首をふりました。