とくん..とくん.. あたしの鼓動が破裂するんじゃないかとばかりに大きく揺れた. 櫂斗に必要とされた..?? こんなことない. いつもはあたしが必要としてたんだもん. 嬉しくて.嬉しくて. にんまりと笑ってしまうあたしは 顔を真っ赤にして櫂斗の胸にうずくまったまま. 「櫂斗.あたし櫂斗好きだよ」