「送ってく」

「さーんきゅ」



あたしはまた岩崎の後ろに座る.


岩崎は無言ですいすいあたしの体を持っていく




もう空は深い青と淡いオレンジが混ざりあい始めてる.






無駄な会話もない.

気まずくもない.




二人のりがまだちょっと怖くて
両手で荷台の部分を掴んでる.


そんなときだった