「・・・・そいつ」 未だうな垂れている星はそう言った。 なら星は一応正当防衛にはなるけど、やりすぎだ。 「わかった。星、帰ったら仕置きだ」 「ビクッ・・・・・・はぁい」 「あげは、総長のお出ましみたいだよ?」 由樹はそう言って私の後ろを指差した。 そこには、 私と同じ紅の髪を揺らし その漆黒の瞳は鋭く光っている。 その周りには3人の男が居た。おそらく他の幹部ね。