決して消えない私の罪。 消したいとも思わない過去。 現時点でも私はあの家に帰れば、組の若であり、殺し屋にもなる。 人を殺めるのに抵抗もなにも感じなかった。元から感情と言うものが殆ど私の中には存在していなかった。 そのかわり、私の中にはあーがいた。ただそれだけだった。 「あげは・・・・、大丈夫?」 「大丈夫。ちょっと皆聞いて。 大事な話があるの」