「もう、総長の所までたどり着いてたのね」
「うん。でも、傘下の奴等しぶとくてちょっと苦戦してたんだ。殴ってもまだまだ向かってくるからねっ・・・と」
そう言いながら後ろから来た敵を殴る緋衣。
「そうね。こいつ等は、“邪魔”以外の何者でもないものっ・・・ねっ」
私も後ろから来た奴を回し蹴りで吹っ飛ばす。綺麗に横腹に入ったわね。
「うっひゃー、まともに白華の蹴り食らったら意識飛ぶよー」
「だったら、姫のほうが痛いわよ」
「あははっ。確かに、地獄姫様の方が威力強いもんねー」
「えぇ。私達の憧れだものね」
「うんっ」
敵を倒しながら、緋衣と会話する。あげはは、私達阿修羅連合に入ってる女達の憧れであって、超えたいと思う人なのだ。
女なのに男異常のその持久力と喧嘩の強さ。何事にも屈しない、その精神力。そして、芸術品のように綺麗な整った顔にスタイル。
全てが私達を魅了する。だから、そんなあげはを悲しませた紅蓮は絶対に許さない・・・・-----
-百合SIDE END-