そして、私の
「行くよ」
この一言で葵と千尋が紅蓮の本拠地、天龍華の倉庫の中へ突っ込んで言った。
「総長ー、連絡入れたから後5分もしないうちに面子来るって~」
「分かった。舞も行っていいよ。溜まってるんでしょ」
「ピンポーン♪いってきまーす☆」
舞もそう言って楽しそうに倉庫の中へ入っていった。
ゆっくりと倉庫へ歩いていく私と由樹。
「楽しそうだね」
「そうみたいだね。ねぇ、ところで君は誰?いつもの姫じゃないよね?」
由樹はそういって歩きながら私に問いかけた。
ふーん・・・分かるのね。
「そうね。当たりよ。私はあげはのもう一人の人格」
「やっぱり。雰囲気と瞳が違ったからね。なんで今になって外に出てきた?」
「フフッ。それは秘密よ。また後で教えて上げるわ。それより、行くわよ」
「はいはい。分かってますよ、姫」
そう言って私と由樹は倉庫の中へ入っていった。