「お前、目的はなんだ」
私の挑発には乗らないか、鈴だものね。舞はジーと私を見て何か考え込んでるし。
「そうだな。簡単に言うと力試しって所か?NO,1に何処まで俺の力が通用するか」
「・・・・・勝算があると思ったのか」
「ああ。お前らじゃ、俺には敵わない。現にこいつは俺の攻撃一発でこれだぜ?」
ふっと笑みを零す。未来、後で扱(しご)いてあげるわ。
「・・・・、話にならん。舞、千尋呼んで来い」
「はいさ~」
舞は扉の中に消えて行った。
「で、お前は俺の相手してくれんのか?」
「減らず口だな、お前。何がそんなに楽しい」
「ははっ。そうだな。もうちょっとしたら分かるさ」
そういうと、眉間に皺を寄せる鈴。私の言った意味が分からないのだろう。
龍星の方を見ると、もう既にほとんど倒し終えていた。