しばらくぼーとしていたのだろう龍星が 「姉さん…?」 と控えめで心配そうな顔で私の顔を覗いていた。 「ああ、なんでもないわ。ごはんにしましょう」 「はいっ。もう由樹さんが支度して待ってます」 「ふふふっ、由樹はお母さんみたいね」 「あははっ、確かにそうですねっ」 ふふふっ、と龍星と笑いあいながらリビングに行き、席に付いた。