すっと目を細め紫苑を見つめ返し



「いやよ。私は柚の女。それが私の存在意義。貴方のものにはならない」



キッパリと紫苑を振ったあげは。



果たして、この状況でそれは合っていたのか、間違っていたのかは、この後の出来事でわかるであろう。




「くくっ、そうか。ならもういい。零、ヤレ」


「了解♪」




パァンンっ



「えっ・・・・・・?」



ドサッ



倒れたのは、




「あ、あああああ、ゆずぅぅっ!!!!」





柚だった。