パァンッ また零が銃を撃ったのだ。 さっきは床だったが、今は由樹の左腕を撃った。 「由樹っ!!大丈夫か!?」 「ッ・・・・・・・・俺は大丈夫です。それより、あげはは・・・」 そう言って横を見た由樹は唖然とした。 今さっきまで横にいたあげはが居ないのだ。 「お姫様、貰っちゃった♪」 新しい玩具を与えられた子供の様にはしゃぐ零。 捕えられたあげはの頭には、拳銃が突きつけられている。