「ごちそうさま」

「もういいの?」

「ええ。あ、お風呂入るね」

「うん、わかった。龍星はこの後どうする?」

「そうだな・・・・由樹さん俺に喧嘩教えてください」


真剣な表情で由樹に頼む。


「それは、どうして?」

「もっと強くなりたい。姉さんを守れる位に。それに今のままじゃ俺は足手まといだから」


力強くそう言い切った龍星。

そんなことを考えていたのね・・・・。みんな、優しすぎるのよ、ほんと。


「わかったよ。そういう事なら教えてあげる。その変わり手加減はしないよ?」


「わかってます。手加減なんか要りません。じゃあ今日からお願いします」

「うん。承りました」


よかったね、龍星。