いいね、ぞくぞくするぜ? その目、あの頃のお前だよ。 「俺を誰だと思ってる?紅蓮の歴代1位の頭脳を持つ男だぜ?」 「・・・・・そうだったわね。で、どうして父のことを知ってるの」 未だ俺を睨んでいるであろうあげはを見る。 「ふっ・・・・それは秘密だ。それより、そろそろ、か」 「どういうこと」 俺はパチっと部屋の電気をつけた。 この部屋の一番奥に 車いすにのった 〝紅い〟髪の毛の 美しい女がいる