でも本当は、接し方なんかわからない。


“男”が“男の子”の時期から接してなかったから、接し方がわからない。


だから、内心どう思っていようと、内心何を考えていようと、心と口を別々に動かしてきた。


引かれない程度の我が儘と、絶やすことのない笑顔。


それだけで男なんか、うっとうしいくらい近寄ってきた。


毎晩違う男と遊んでも、終わりなんか見えないほどに。