えっと……。あの……。何か、話、早くない?


付き合ってとか言われたの、昨日だよね?


突然のことすぎて、ボーッと長谷川くんを見返すばかりの私の肩を掴んで、長谷川くんは唇を尖らせた。


「いいだろ? 好きな女との結婚を考えたって」


「…………」


そりゃ……まぁ……いいけど……。


長谷川くんって、ロマンチスト?


それとも……。


無言の私を見下ろし、長谷川くんはぷいっと横を向いた。