あの日から月日は流れ、
季節は秋になった。
同じ学年にいながら
あいつの姿は一度も見てない...
「ねぇ亜実ー。彼氏ほしいよー」
泣いたフリをした夏世が言う。
「彼氏とかめんどくさそうじゃん」
少し冷めた口調であたしが言うと
夏世は怒った顔をした。
「亜実のばか!!もう10月だよ!?あと2ヶ月でクリスマスだよ!?このままだと1人だー」
「あたしが居るでしょ!!それに彼氏はクリスマスを一緒に過ごすためのものじゃないんだから!!それに中1で恋愛なんて早すぎるよ」
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