「黙って俺に送られてればいいんだよ」


「………ハイ……」





う、嘘でしょ!!?


先輩があたしの家まで送ってくれるなんて


あたし………幸せだ…


これ以上の幸せなんて


ないかもしれない。


もしかしたら、最初で最後かも…





歩いてるときは何もしゃべらなかった


ただただドキドキしっぱなしで


ずっと下向いてた




だけど時間が経つのは早くて


すぐにあたしの家についてしまった





「ココ……です」