「あ、またいた」





ベンチの背もたれに頭をのせて、


空を見ていると、頭上から声がした。


びっくりして振り返った。





「まぁた考え事?」





ははっと笑ったその人は


生徒会長だった。





「先輩こそまた来たんですか」


「そんなこと言わないでよ〜」




軽っ!!!


やっぱ苦手だ、会長は。


そんでまた、あたしの隣に座るの。