だって…先輩を不安にさせるなんて


嫌だったんだもん…。





「先輩を不安にさせるの…嫌なんだもん

 あたしのせいで不安になるのは

 嫌なんです…っ」





先輩のあったかい腕に


落ち着いて……。




ここまで思うなんて引くかな?


彼女だからってでしゃばんなって。


だけど……これがあたしの本音だもん。


先輩がキモいって思っても


もう知らないから。





「辞めていいのかよ?

 楽しかったんじゃねぇの?」


「いいんです、別に!

 あたしも新垣くんと一緒は

 気まずいから…」


「そっか…」


「それにっ!」