「ダメ。その顔禁止〜

 まじで止めらんなくなる」





え、いやっ


そんな顔してないってば!!


先輩のバカぁ…




その時、下からお母さんの声が聞こえた。





「詩織ー、ご飯!

 遥人くんも食べてって!」





それを聞くと先輩はあたしを見て


『マジでいいの?』って聞いてきた。





「…お母さんがいいなら

 いいんじゃない、かな…」


「よっしゃ!」





そう言うと、


子犬みたいに無邪気に微笑んだ。




んもぉ……そんなにあたしを


ドキドキさせないでよ。