先輩の優しさが胸にしみる。


意地悪な先輩と優しい先輩。


どっちも、好き…





「…座ろ」





先輩から離れると少しだけ寒い。


近くにあったベンチに


2人並んで座る。




これだけでも、ほんとドキドキする…


先輩の隣にあたしが座ってるなんて。


……でもさっき、勢い余って


あたしから抱きついちゃったんだよね…




思い出したら……恥ずかし//


両手を顔に覆うと





「お茶。ホットでいいよな」


「あ、はいっ」


「…ナニしてんの?」





両手を覆ったまま返事をしたら


先輩は不思議に思ったらしい