その沈黙な空気を破ったのは


…先輩だった





「俺は」


「あっ…先輩、待ってくだっ、ひゃいっ」





ごめんなさいっ、先輩!


あたし……くしゃみが


我慢できないんです────!!





はっくしょぉぉんっ





静かな教室に、私のくしゃみが


響き渡った。








………恥ずかしっ//


かなり、豪快だったし……


穴があったら入りたい……!






「ふはは!」


「え…」





ふと前から聞こえた笑い声。


その笑い声に、あたしは更に照れた