えっ!? 待って!!


何この展開!?



どうして今あたしは


先輩に腕を掴まれて、連行されてるの!?


すれ違う人の視線がイタい。





「ちょっと先輩っ!!」


「黙れ」





せめて手だけは振り払えないものかと


ブンッと揺さぶってみたけど


やっぱり先輩は男の子で


こんなあたしの力なんか、


びくともしなかった







やっと手を離してくれたのは


生徒会室だった