「く、草野…縁……?」 「うん」 彼女は私がSNSサイトで友達になった女の子。 「え?でも北海道…」 「お金貯まったから来ちゃった」 来ちゃったって…。 「何で連絡の一つもくれないの?」 苛々の原因をぶつけてみた。 「サプライズ、サプライズー」 あっけらかんと笑う彼女に私はお手上げ。 私は嬉しいのかそうではないのか、自分自身区別がつかないでいた。