サンドイッチと野菜ジュースを買って
駅前の漫画喫茶へ向かう。
もうそろそろ終電前で
朝までパックの時間だ。
「今日は空いてるかな?」
と、漫画喫茶に入ろうとした
その時――
「オイッ! どういうことだ?」
ポンッと、後ろから
肩をつかまれて振り向くと
えぇっ!?
さっき別れたばかりの印南先輩が
メチャクチャ怖い顔で立っていた。
「◎▲×@■○〒◇~っ!!??」
や、ヤバい!
言い訳できない
メチャクチャ怒られる~!!
あんまりビックリしちゃって
声にならない悲鳴を
アタシが上げたから
路上の通行人さん達の視線が
一気にこっちに集中した。
「……」
「あっ……」
コワオモテの印南先輩と
どう頑張っても社会人と言うより
高校生に間違われるアタシ
漫画喫茶の前で肩捕まれて
アタシ大悲鳴
コレはいろんな意味でマズイ
気がする……。