…先生のところに行こう。 わたしは 急いで服を着た。 ホテルを飛び出して 先生のマンションに向かった。 息を切らしながら インターホンを押す。 けど、応答はなかった…。 仕方なく携帯を取り出して 消せなくてとっておいた 先生の番号に 電話をかける。 先生は もうわたしの番号を 消してしまったかもしれない。 着信拒否にしているかもしれない。 それでも 少しの希望を わたしは 信じた。