「良かったね、新しい恋できて」 「…うん。ありがとうね、結菜!!」 「改めて言われると恥ずかしいなぁ…」 結菜は 笑ってそう言った。 2人の家が見えてきて ばいばいをした。 家に入ると お母さんが寝巻姿で来た。 「おかえり、桜」 「ただいま。遅くなってごめんね」 「大丈夫よ。明日も学校なんだから、早く寝なさいね」 「はーい」 親子の普通の会話。 なんだか嬉しくて 鼻歌を歌いながら 部屋にあがった。