「先崎さん!」
あたしの声に振り返る先崎さん。
「華音さん?どうしたんですか?」
「あ、いえ。先崎さんこそ」
「ちょっと理事長にお会いしたくて。でも部屋が…」
「ご案内しましょうか?」
先崎さんはありがとうと言ってあたしの後を付いてきた。
特に会話もなく周りの人が不思議そうに見てるだけ。
そりゃ、翔太と力弥くんしか基本喋らないからね。
道のりはあっという間で理事長室についた。
「ここです」
「ありがとう」
「いえ!でわまた」
それだけ伝えて教室へ戻った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…