「次どこいこっかなー」

「翔太子供みたい。そんなに楽しいの?」

「華音と一緒に居るから余計だな」


さらっと言ってくるから困る。


恥ずかしさを隠すのに必死なあたしに構いもせず。

少し休憩と言って他の学年がしてるカフェに入った。


ジュースを買って二人で仲良く喋っていた。



「あれ?華音さん?」



急に名前を呼ばれて声がした方を見ると


そこには背の高い男の人がいた。



「先崎さん?」

「久しぶりだね!最近は大丈夫なの?」

「あ、はい。お陰さまで」

「よかったよかった!」



そう言ってカフェを出ていった。

なんで先崎さんがこんなところに?