「うぁっ…」



と同時に体に激痛が襲った。


茨がぎしぎしと体を締める。



「この呪いはね、僕がかけたんだよ。」


こいつが……!?





「うっ…く…」



痛みに耐えられずあたしはしゃがみこんだ。



「だから、僕なら君をこの呪いから救い出せる。」




「………ッ」



「どうだい、僕と交渉しないかい?」





「こう…しょ…う?」




男は膝を曲げて目線をあたしに合わせた。