あたしの腕にはくっきりと薔薇の紋章がついていた。 でも、少しだるさはあるけど体力は戻っていた。 これなら、学校行けるよね…? あたしはワイシャツに腕を通して白のベストを着た。 そのとき ピーンポーンとインターホンが軽快に鳴り響いた。 「はーい!」 たぶんレナとサナだろう。