「サナッ!!」




すかさず、レナがサナのもとに駆け付け治療を始めた。





あたしはゆっくりとサナとレナに近づくと剣を振り上げた。





「やめてっ」





あと少しのところでレナが叫んだ。




レ……ナ……




あたしの瞳にレナがうつる。





必死でサナを抱え込みこっちを見ているレナの姿が。







「……ッッ」