門の前に立つこと30分。 みんなの足音が聞こえた。 「来たか…」 上を向くとガクがいた、援護に来たんだろう。 「別に来なくてもよかったのに」 「ふん、お前みたいなお姫様に人が殺せるのか?」 「できるよ」 あたしはニヤっと笑った。 「お前……」 ガクは驚いたように一瞬めを見開き再び前に顔を向けた。