「で、用事は?」



「あ、はい。黒薔薇学園が、神姫を奪おうとこちらに向かってるそうです」



「なぜだ?……まさか」



彼はあたしの方をむいた。




「いえ、あたしは何も言ってません。」




「…じゃあ……。まぁいい。美姫、仕事だよ。やることは…」




「わかっています。」




「ならいいよ」






あたしは立ち上がって部屋を出た。