「目覚めたかい?」 気を失っていたらしく目が覚めるとベットで寝ていた。 「はい。」 「君は…いい奴か、悪いやつか…どっち?」 「あたしは、悪いやつです。」 「そう」 彼は満足そうに笑うとあたしの髪を撫でた。 何も感じない。 感じなくなってしまった。 怒り? 悲しみ? 喜び? なにそれ。